犠牲者の数が約6400人に達した阪神淡路大震災では、建物倒壊による圧死で90%以上の犠牲者が亡くなった。注目すべきなのは、60歳以上の高齢者が犠牲者の50%以上を占めたという点である。2階建て住宅が倒壊した場合、1階部分は完全につぶされてしまう。足腰が衰えたために多くの高齢者は階段を避けて1階で暮らしていたが、これが不幸の原因だと考えられている。阪神淡路大震災や新潟県中越地震の震災後、ああすればよかった、これさえ知っていればよかった、と多くの人が後悔の言葉を口にした。そこでここでは、救出側と救出される例の両方のケースを紹介します。