防災グッズ・防災用品の準備、必要性
食料と防災用品
非常持ち出し袋に、震災後3日間を過ごすための物を入れておきましょう。
◎飲料水で便利なのが、市販の2リットルペットボトル入りのもの。保存期間は通常1年だが、5年の長期保存が可能なものもある。1人1日平均で2リットルの量を、準備しておきましょう。4人家族の場合、3日間で12本です。避難する際、量が量だけに地震直後に持ち出すのは不可能です。後で取りに戻りやすい車のトランクや、外の倉庫などに保管しておくといいです。
◎非常食では乾パンが代表的。ただ、かさばらないものの、味はあまりおいしくない。この他、レトルトの米飯やカレー、缶詰、インスタントラーメンもよい。また重宝されるのが、あめやせんべい、チョコレートなど。これらも水と同じく、数日分ほど非常持ち出し袋に入れ、後は別に保管しておきましょう。
◎被災後約3日間を自力で生活していくことを考え、非常持ち出し袋には、水、非常食、ラジオ、懐中電灯、救急キット、非常用給水袋、トイレットペーパー、エマージェンシー・シート、軍手を入れておきましょう。
◎懐中電灯は小型で光源が強く、また防水であればベスト。必ず交換用の乾電池も準備しておく。
◎携帯ラジオは、情報を収集する貴重な道具。便利なのはソーラー電池や手回し充電のものだ。5千円前後で、携帯電話や懐中電灯の充電器としても使用できる逸品のものがある。
◎救急キットは傷薬、消毒薬、包帯などがセットになって3千円前後で、薬局や量販店で販売されています。また家族に持病があるのなら、医師に相談して事前に薬を揃えておきましょう。
◎エマージェンシー・シートとは、アルミホイルような大型のベラベラした薄いシートだが、保温力は毛布3枚分に匹敵する。コンパクトに手の平サイズにたためるこのシートは、狭い避難所での生活に大いに役立つ。量販店などで、1枚500円前後で販売されています。
◎布製のゴムの滑り止めがついた軍手は、非常に便利です。
◎準備する現金は、1週間分の生活費くらいです。災害の際には公衆電話がすぐに復旧するが、硬貨しか使えません。10円玉や100円玉は、多めに用意しておきましょう。
◎保険証、運転免許証、通帳などは非常持ち出し袋にコピーしたものを入れておく。
◎コンパクトな地図を用意する。本書の姉妹編『帰宅支援ガイド&安全避難マップ』で十分 。
◎ビニール袋は黒いものと透明なもの2種類を用意しておく。ゴミ袋としてだけではなく、雨具やシート替わりに、二重にすれば給水に、また避難時のガスマスクに……用途は様々にある。水を入れたペットボトルを、黒のビニール袋でくるんでおけば、夏場はお湯にもなる。また、下着などを入れる袋としても利用できる。
◎紙オムツや生理用品は神戸でも足りなくなった。もし必要と感じたら、ぜひ揃えておきましょう。犬猫用のペットシートが、トイレ対策では便利。何回か便座にはさんで使い、そのまま捨てればいい。
◎トイレットペーパーは芯をはずし、つぶしてコンパクトにしておく。入浴ができなくなるので、ウェットティッシュやドライシャンプーも重宝できる。
◎コンタクトレンズや予備のメガネも必需品です。
◎ゆとりあるのなら、トランプやウノを1組入れておきましょう。
◎非常持ち出し袋は、別に特別なものを用意する必要はありません。大小の収納ポケットが付いているアウトドア用のベストやディバッグなどは便利です。一番いい方法は、数袋用意し、重要度で分けておくことです。
玄関付近に保管するのがいいが、玄関先に何袋もあると日常生活の邪魔になるので、玄関先には重要な袋だけを保管し、他は各自がすぐに持ち出せる場所に保管しましょう。外に車や倉庫があれば大変便利です。他にもアルミホイルやラップを食器にかぶせれば、使用後に食器を洗わずに済むので、節水できます。また寝袋やテントなどのキャンプ用品はそのまま防災用品として利用できるし、カセットコンロがあると、温かい食事をとったり湯沸かしに使うことができます。日用品を使いこなして被災生活を乗りきりましょう。