人工呼吸と心臓マッサージ
意識がなく呼吸もしていなければ、速やかに人工呼吸を行います。最も効果的なのは、自分の口から患者のロヘ直接息を吹き入れる「マウス・ツー・マウス」です。脈が打っていない時には、同時に心臓マッサージも行います(心肺蘇生法)。この処置法は正確さが要求されますので、繰り返し練習しておきましょう。
根気よく処置を続ける
最初にやるべきことは、患者の気道を確保することです。患者を慎重に仰向けにします。仰向けにすると患者の舌がのどに沈み込んで、気道をふさいでしまうので、患者のあごを上向きにして空気が入りやすいようにします。
1回目は、ゆっくりと息を吹き込みます。相手の鼻をつまんで空気が逃げないように行いましょう。空気が送りこまれ、患者の胸が膨らむことを確認します。そして膨らんだ胸が沈んだら、再び息を吹き込む。5秒に1回のペースで息を吹き込んでいきます。自分で呼吸できるようになるまで、この作業を粘り強く繰り返します。
心臓マッサージを行う場合は、両手を重ね、手の平の付け根に体重を乗せて、みずおちの少し上の部分を押します。大体1分間に100回の割合で圧迫。肋骨が折れると思うぐらい力強く押しましょう。心肺蘇生法は、圧迫15回、人工呼吸2回を1サイクルとして、患者の脈と自発呼吸が戻るまで続けます。
人工呼吸(マウス・ツー・マウス)
脇を開いて、患者のあごを2本の指で思いきり上げる。もう片方のひじは床につける。ややしんどいが、こ
れが理想の姿勢です。