日本は世界の陸地面積比で400分の1しかないのにも関わらず、世界での強い地震の発生率はなんと10分の1という数字が出ています。いつ起こるかわからない地震のための防災の心得などをしっかり把握して、日頃の安全意識を高めましょう。

炎の竜巻・火災旋風

火災旋風

住宅密集地などで発生した火災が、風にあおられて竜巻状に巨大化したものを、火災旋風と呼びます。これは燃えやすい木造家屋などを次々と飲み込んで移動します。

1923年9月1日に起こった関東大震災では、10万5千人の死者・行方不明者の実に9割がこの火災旋風が原因で焼死したと考えられています。関東大震災の日、台風が関東に接近しており、地震当日は温帯低気圧に弱まったものの10m近い風速の風が吹いていました。そしてこの風が原因で、火災旋風が数十カ所で発生したのです。

神戸でも新潟の地震でもそれほどの強風は吹かなかったので、大きな火災旋風は起きなかったが、不運にも地震と強風が重なった際には、十分な注意が必要です。火災旋風が発生する条件として、強風が吹く中で三方から火災が起き、残りの一方に広い土地があって、防火壁になるようなコンクリートの建物がなく、風と火がそこに流れた場合に起きると考えられています。

では、火災旋風にどう対処すればいいのでしょう?。火災旋風の移動速度は、風速10mの時で時速は約300mとされています。早く発見できれば、十分に徒歩で逃げることは可能なのです。逃げる時には、風向きに対して真横に避難し、必ず火災旋風の通り道からはずれることが鉄則です。