日本は世界の陸地面積比で400分の1しかないのにも関わらず、世界での強い地震の発生率はなんと10分の1という数字が出ています。いつ起こるかわからない地震のための防災の心得などをしっかり把握して、日頃の安全意識を高めましょう。

火災の対処法

地震火災は早期発見が肝心

地震が収まると、次は火災に用心する必要があります。揺れている間は、とにかく自分の身を守ることを最優先しましょう。揺れている時間はせいぜい1分ほどだから、必ず揺れが収まるのを待ってから、家族の無事を確認し各部屋を見て回って出口を確保すると共に、出火の危険がないかを確認します。

天ぷら鍋の揚げ油に引火した際に、慌てて水をかけたり生野菜を入れると、油が飛び散って危ないだけでなく、逆に炎を大きくしてしまう恐れがあります。こういう場合は消火器を使用するのがベストですが、濡らしたシーツや鍋ぶたなどで鍋をおおい、空気を遮断するのも有効な手段です。マヨネーズ消火法は、かえって炎を大きくする危険があるので、絶対に行ってはいけません。

石油ストーブの転倒で火が出た時も、消火器や濡らしたシーツなどをかぶせて消火することが可能です。

家電製品・カーテン・障子・ふすま

感電の危険があるので、電気器具がショートして出火した際には、絶対に水をかけてはいけません。まずはコンセントを抜くかブレーカーを落とし、その後、消火器で火を消しましょう。ガス臭い場合は、直ちに窓を開けて換気をします。当然、火気厳禁です。

どちらの場合も、できる限り早く火元を見つけ出し、燃え広がる前に消火することが重要です。障子やふすま、カーテンなどに燃え移ってしまうと、あっという間に炎はそれらを伝って天井へ燃え広がっていきます。障子やふすまの場合はけり倒し、カーテンはレールから力ずくで引き離してから、水や消火器で火を消しましょう。炎が天井に届くまでの約3分間が、初期消火が有効な時間です。炎が天井まで燃え広がってしまうと、もうどうにもなりません。

消火作業は断念して、すぐに避難しましょう。その時には、少しでも隣家への延焼を防ぐ意味でも、必ず窓を閉めて(鍵はかけない)逃げるようにします。逃げる場合には、「火事です!危険です!」と大声で近所に知らせましょう。近所の人に聞こえれば、消火活動を手伝ってもらえる可能性があるし、また迅速に近所の人も逃げることができます。

それと共に、すぐに119番に通報する。ただ大地震の場合には、火事があちこちで発生していることも充分に考えられるので、すぐに消防車がやって来るとは限りません。ご近所さんの協力の方が、こういう際は頼もしいかもしれません。逆に近所から「火事だ!」と聞こえたら、すぐに消火器を手に力を貸してあげましょう。