地震時のビル対策
雑居ビルなど、テナント同士の繋がりが薄い上に、飲食店など火災の可能性も高い
地震時のビル対策 POINT
☆ずさんな管理のビルも少なくない。入る場合には、必ず避難路を確認しましょう☆煙による窒息死が、火災では恐ろしい。必ず体を低くして、鼻と口をおおって逃げる。頭からビニール袋をかぶるのも有効。
業態の異なる複数の会社が入居する雑居ビルでは、集団での防災意識が低い。
また階段は非常階段だけしかなく、上り下りはエレベーターが中心というビルも多く見かけます。しかもこの階段は防犯上の理由から外付けになっているため、普段は施錠されている場合がある。非常用の階段なのだから、施錠管理については各階のテナント同士やビルの管理者と、きちんと話し合っておく必要があると思われます。
館内階段や非常階段は、あまり利用していないと、荷物置場になっている場合がとても多いのです。例えば2001年の
新宿・歌舞伎町の雑居ビル火災も、階段が物置となっていたことが原因で、大勢の人が逃げ道を失い、煙にのまれてしまいました。この事放でもわかることですが、火災の場合、大半の死亡者は煙に巻かれて窒息死します。
しかも悪いことに、ひとたび火災が起きると、館内階段は煙突同然になってしまいます。もしも、階段で煙に巻き込まれてしまったら、ハンカチなどで鼻と口をおおって、体を低くしながら上に逃げるのが基本です。しかし雑居ビルでは、屋上が開放されていない可能性もありあます。階下には煙が充満し、上に逃げることも不可能だった時でも、まだ生き延びるチャンスはあります。ビニール袋をかぶればおよそ2分間は行動できるから、その間に一気に走り抜けましょう。