事業所での防災
事業所が地震対策を行う3つの理由
①地震後、対応を素早く的確にするため
②災害の復旧を少しでも早めるため
③費用の負担を軽減するため
そのために大切なことは、災害対策の中で、事業所ごとに一番大事なものは何なのかを決めておくことです。職種が違えば、大事なものも異なってきます。例えば……
事業情報を保全すること
事業所の財産を保全すること
お客様や社員の安全
事業所の借用
より適した防災策の内容が、対策の方針によって決まります。
パニックを防ぐために
事業者がお客様や従業員の安全を守らなければなりません。発災時には、強力なリーダーシップの発揮を要求されます。そのためには、社員教育や訓練を十分に行っておくことが大切です。
《重要》集客施設でパニックを防止する6つのポイント
・安全に避難誘導する場所を、状況に応じて事前に決めておく。
・施設内外の安全情報を素早く集める。
・お客様に安全情報を適時、的確に伝える。
・避難が集中しないように、避難誘導する。
・弱者の保護とケガ人の救護
・家族との安否の確認方法を知らせる。
大切なのは、事業者同士の協力
お客様への対応については、近隣の事業者同士で事前に話し合いをしておく。対策を共有すれば、協力関係を構築することができます。
複数の情報収集の手段を確保しておくこと
地震後は、必要な情報を集めることが困難となります。数多くの通信・連絡手段を、現在より持っておくことが大事です。具体的には、構内放送、トランシーパー、無線、携帯用拡声器などです。万能で最良の道具など存在しません。ですから情報を収集するための道具を、数多く揃えておくことが大切なのです。
事業所規模別対策
少人数の事業所……防災計画を作って基本的な行動や処置を明確にし、個人で可能なことを持ち寄って話し合いましょう。
小規模だが従業員が比較的多い事業所……具体的な従業員の役割分担を決めておき、統制のとれた対策をとっておきましょう。
防火管理者を選任する義務のある事業所……防災計画に、事業所防災計画に規定すべき項目を組んでおく。定期的な防災訓練を行い、全従業員で役割を確認しあう。
準備しておくとよい資機材
給水資機材 バケツ・ポリタンク・ポンプ
救援・救助資機材 ロープ・はしご・自転車・バイク・懐中電灯・投光機・スコップ・工具・ブルーシート・ガムテープ
災害防止資機材 軍手・マスク・ヘルメット・ラジオ・防火コート・メガホン・消火器
対策本部用設備等 机・椅子・テープ・テレビ・ラジオ・社員名簿・地図・配置図・設営用具・ロッカー・文具・ファクシミリ・電話・パソコン・デジタルカメラ・無線機・各種用紙・コピー機・バッテリー・簡易トイレ・燃料・自家用発電機
参考:新宿サバイバルブック